転機を聞く③
2019/4/19
テーマ:転機

母の次は祖母に質問。
「おばあちゃん、人生の転機ってある?」
「そうね。終戦かしら。」
ふむふむ。80歳のおばあちゃんらしい答えね。
「何で転機なの?」
「朝鮮から戻ってきたからね。」
「え?…朝鮮にいたの?」
23年間、仲の良い関係だったのに
終戦まで朝鮮にいたことを初めて知りました。
「あの頃は(朝鮮も)日本だったから
出稼ぎに行ってる人が多かったのよ。
終戦の日に天皇陛下のラジオを聞いてね。
私はちっちゃくてよく分からなかったけど綺麗な女の先生が泣いててね。
もう朝鮮にはいられんから皆てんでんばらばら。
船に乗って、無蓋車という屋根のない列車で日本に帰ってきたねえ。」
身近な存在でも知らないことがある。
母と祖母の新たな面を知ったことが
転機を聞き続ける原動力になっています。
明日は100人以上に聞いて分かった
皆さんの転機の捉え方について書きます。